2026年、七赤金星の方にとって、次なる飛躍へ向けて力を蓄える充電の一年が始まります。
60年に一度の強烈なエネルギーを持つ丙午。そして、華やかな表舞台よりも足元を固めることが大切な時期。
「思うように進まない」「地味な役回りばかりだ」と焦りを感じるかもしれません。
でも、それは、高くジャンプするために深く膝を曲げている状態。将来の大きな飛躍をつかむために欠かせない準備期間と言える重要なタイミングです。
大切なのは、焦って結果を求めるのではなく、じっくりと信頼を積み上げること。
この記事では、2026年の七赤金星が未来の豊かさを手にするための、一年の過ごし方を解説します。運気の波を上手に乗りこなし、実りある最高の一年にしましょう。
七赤金星の人の生まれ年
九星気学は旧暦の考え方に基づいているため、1年の始まりを1月1日ではなく、2月4日(立春)として扱います。
そのため、各年の2月4日〜翌年2月3日に生まれた方が七赤金星となります。
※各年1月1日〜2月3日生まれの方は、前年の八白土星になるので注意してください。
- 1930年(昭和5年)
- 1939年(昭和14年)
- 1948年(昭和23年)
- 1957年(昭和32年)
- 1966年(昭和41年)
- 1975年(昭和50年)
- 1984年(昭和59年)
- 1993年(平成5年)
- 2002年(平成14年)
- 2011年(平成23年)
- 2020年(令和2年)
目次
七赤金星の基本性格(本来はこんな人)

七赤金星は、夕暮れ時の団らんや収穫の秋を象徴する、人生を謳歌する「悦び」の星です。
- 抜群の愛嬌と会話のセンスを持っています。頭の回転が速く、どこにいてもその場をパッと明るくするムードメーカーです。「相手を楽しませたい」というサービス精神が旺盛で、言葉巧みに人の心を開くコミュニケーションの天才です。
- 笑顔の下に「鋭い観察眼」を秘めています。一見、陽気でソフトな印象ですが、内面には研ぎ澄まされた刃物のような鋭さを持っています。物事の本質を瞬時に見抜く冷静さと、時にはズバリと核心を突く批判精神を併せ持つ、切れ者の一面があります。
- 人生を楽しむ天才です。「人生は楽しむためにある」という価値観の持ち主です。美味しい食事や趣味にお金を使うことが、さらなる豊かさを呼び込む循環を作ります。不思議と金銭面で困らない強い金運を持っていますが、入ってきた分だけ使ってしまう浪費家な一面もご愛嬌です。
普段は華やかに飛び回るタイプですが、2026年はその羽を少し休め、じっくりと英気を養うことが求められます。
2026年の全体運(焦りは禁物!じっくり耕す春の準備期間)

九星気学において、2026年の七赤金星は坤宮という南西の方位に入ります。
ここは母なる大地を象徴する場所であり、昨年の冬の厳しさから抜け出し、運気が穏やかに回復し始める育成の時期です。
これまでの停滞感は薄れますが、いきなり全力疾走するのは危険です。
2026年はまだ派手な成果を追うのではなく、荒れた土地を耕し、種を撒くように、足元を固めることに徹してください。
急がば回れの精神が、幸せを引き寄せる近道になります。
なぜ2026年は地盤固めの年なのか?
後天定位盤と年盤を照らし合わせることで、なぜ今年が地道な準備期間なのか解説します。
1. 基本の地図(後天定位盤)
これは、星の定位置(本来の居場所)を示す基本の図です。

右上にある南西の位置は、本来、二黒土星がいる場所です。
二黒土星は、大地、母、育成、基礎を象徴し、時間をかけてゆっくりと万物を育む星です。
2. 2026年の地図(年盤)
2026年の年盤では、七赤金星は南西に移動しています。

2026年の七赤金星は、育成や基礎を意味する場所に一年間滞在する星回りです。
大地に根を張る植物のように、見えない部分を育てる期間と言えるでしょう。
地味な活動こそが、将来の大きな収穫を生むために欠かせないプロセスとなるため、2026年は地盤固めの年となります
地味な役割こそが飛躍への近道
坤宮に入ると、リーダーの補佐役や縁の下の力持ちを求められる場面が増えます。
七赤金星は本来、自分が中心になって輝く星ですが、2026年は誰かを支える側に回るほうが運気が高まります。
「なんだか地味な作業ばかりだな」と感じるかもしれませんが、腐ってはいけません。
坤宮での活動は、大きな樹木が地中に根を伸ばすようなものです。
目立たない場所で積み上げた信頼や実績は、決して揺らぐことのない強固な土台となります。
自分が主役になるのではなく、名脇役として周囲を輝かせることで、結果的に「あなたがいなければ困る」という揺るぎない信頼を得られます。
激しい丙午と回復期の七赤金星
2026年の干支である丙午は、真夏の太陽のような強烈な火のエネルギーを持っています。
世の中全体がカッカと熱くなり、感情的になりやすい激しい一年になるでしょう。
しかし、七赤金星はこの流れに乗ってはいけません。
七赤金星は金の性質を持つため、燃え盛る火のそばにいると、熱で溶かされて形を失ってしまいます。
回復期にある今、周囲の熱狂に合わせて無理に動こうとすると、エネルギー切れを起こし、心身ともに消耗してしまいます。
世間がどれだけ盛り上がっていても、自分のペースを守ってください。熱くなりすぎず、一歩引いて冷静さを保つことが、運気を安定させる秘訣です。
2026年の運勢(恋愛・仕事・金運)

2026年の七赤金星は、大地を表す「坤宮(こんきゅう)」に入ります。
前年の厳しい冬の時期を抜け、将来の飛躍に向けた土台を作る重要な一年です。
派手なパフォーマンスよりも、水面下での努力や周囲との協調が運気を底上げする鍵です。地道な活動の中に大きなチャンスが埋まっているため、焦らず着実に歩を進めていきましょう。
恋愛・結婚運(最高の運気!古くからの縁に福あり)
2026年の七赤金星は、家庭や母を象徴する二黒土星の定位置に回座するため、愛が「家族」という形に実りやすい温かな一年になります。
出会いを求めている方は、過去の人間関係を意識してください。
この場所には旧友や古い縁という意味もあるため、学生時代の友人や以前の職場仲間など、懐かしい人との再会が良縁につながりやすい時期です。新しい出会いを求めるよりも、これまでの縁を温め直すことで関係が進展します。
すでにパートナーがいる場合は、結婚に向けた具体的な話し合いを進めるのに最適なタイミングです。
2026年は「地盤を固める」という作用が働くため、恋人から家族という揺るぎない形へ定着させるための追い風となります。日々の何気ない会話や食事の時間を大切にすることで、信頼関係が深まります。
仕事運・転職運(サポート役で評価アップ!独立は慎重に)
ビジネス面では、自らが先頭に立って牽引するよりも、周囲を支えるサポート役に徹することで評価が高まります。
2026年は、縁の下の力持ちを表す二黒土星の定位置に回座するため、自分が前に出るよりも人を支える側に回るほうが運気の流れに乗れるからです。
七赤金星の持ち前の愛嬌や明るさを、自己主張ではなく職場の空気を和ませることに活かすのがポイントです。チームの潤滑油として立ち回ることで、周囲からの信頼は確かなものとなります。
一方で、独立や起業といった現状を大きく変えるアクションはおすすめできません。
2026年は攻める時期ではなく、守りを固め実力を蓄える時期です。あえて新天地を求めるのではなく、今の環境にとどまって地道に努力を重ねることが、結果として将来の大きな成果につながります。
金運(コツコツ貯めるが吉!不動産運に注目)
金運のカギは、派手さよりも「堅実さ」にあります。
2026年は倹約や着実な積み重ねを象徴する二黒土星の定位置に入るからですね。
一攫千金を狙う投資よりも、毎月の積立額を増やすといった堅実な方法が最も効率よく資産を増やせるでしょう。
無駄な固定費を見直し、家計の基盤を整えることが、結果として金運上昇につながります。
また、二黒土星は大地を象徴する星でもあるため、不動産運が好調です。
マイホームの購入やリフォーム、土地や家に関することに追い風が吹きます。
すぐに購入する予定がなくとも、将来のために物件情報を集めたり、モデルルームを見学したりするだけでも良い運気を引き寄せることができます。
運気爆上げ!2026年の吉方位&おすすめ旅

2026年は地盤固めがテーマの年ですが、行動範囲を狭めて家にいてばかりはいられません。
将来の飛躍に向けた運気を上げるには、吉方位へ出かけ、その土地の良いエネルギーを吸収することが効果的です。
特に、その土地のグルメや温泉を楽しむ旅は、心身を整えて次への活力を養う最高のアクションとなります。
2026年、七赤金星にとってプラスになる吉方位は、北西と東の2つです。
週末の旅行や連休の遠出は、2方向にあるエリアを選ぶのがおすすめです。
九星気学には「年盤・月盤・日盤」がありますが、すべての盤の吉方位を気にしすぎると旅行の計画が立てられなくなってしまいます。
本記事では、長期的な運勢に最も影響力が大きい「年盤(1年間の運気)」を基準に吉方位を選定しています。
細かい日ごとの吉凶よりも、その年の大きな気の流れに乗ることを意識して、おおらかな気持ちで計画を立ててみてください。
【北西】ステータスの向上|歴史ある温泉宿・神社仏閣
北西は、天や権力を象徴する六白金星の定位置であるため、非常に格の高い場所とされています。
この方位のエネルギーを取り入れることは、目上の人からの引き立てを受け、社会的地位の向上につながります。
2026年の北西には、伝統や継続を意味する二黒土星が回座しているため、流行の新しいスポットではなく、歴史と伝統のある老舗を選ぶことで、北西の持つ権威ある運気と二黒土星の相性がさらに高まります。
長く愛されてきた宿や由緒ある神社仏閣に足を運び、その格式高い空気に触れることが、ワンランク上のステージへと導いてくれるでしょう。
【東】発展の運気|絶景ホテル・朝日を浴びる旅
九星気学において、東は三碧木星の定位置であり、本来、若々しいエネルギーで物事の発展を司る方位です。
2026年は、この場所に山や変化を象徴する八白土星が回座します。
そのため、東が本来持つ「進む力」に、八白土星の「改革する力」が加わります。
この方位に出かけることで、現状の行き詰まりを打破し、自分自身を大きくアップデートするような、良い変化を起こすきっかけが得られます。
旅のプランでは、八白土星の象意である高い場所がポイントです。
山の頂上にある絶景宿はもちろん、都会にある高層ホテルや上層階の部屋など、街並みを一望できるような場所を選んでみてください。
高い視点に身を置くことで、物事を冷静に俯瞰する力が養われます。
また、東の象意である朝日を浴びることも大切です。高い場所から昇る太陽のエネルギーを全身で受け止めることが、停滞感を吹き飛ばし、新しいステージへ進むための起爆剤となるでしょう。
まとめ
2026年の七赤金星は、次の飛躍へ向けてエネルギーを充電する大切な時期です。
思うように前に進めないと感じる場面があるかもしれませんが、それは決して停滞ではありません。
高くジャンプするために深く膝を曲げている状態、つまり力を蓄えている期間だと捉えましょう。
2026年は、自分が主役になるよりも、周囲を輝かせるサポート役に徹することをおすすめします
そこで得られる信頼や感謝は、将来あなたを支える財産となります。また、懐かしい人との再会や将来の住まいの計画も、運気を安定させる秘訣です。
もし息抜きがしたくなったら、北西の歴史ある宿や、東の絶景スポットへ足を運んでみてください。良い気をチャージすることで、心に余裕が生まれます。
派手な成果を求めて焦る必要はありません。
水面下で静かに、しかし着実に、未来に大きな花を咲かせるための土壌を作る、充実した一年にしてください。
